二日目。朝7時起床。
本日も美味しい宿の食事をいただきながら天気を伺う。

曇気味だが雨は降っていないそこそこの天気。
天気予報でも晴れ間が出るかもと言っていたので本日は期待が持てる!
さっそく夜探索で見つけたポイントへ行ってみる。
踏み込んでみると、いるいる、やはりハマヤマトが飛び出してくる。
数はいるようなので、食草に止まってくれるのを待って、まず一枚。

天気はまだ良くならないようなので、朝の目的の開翅は後回し。
観光のために移動を始める。午前中は南部から西部を回る。まずは展望台だ!
その移動途中、小さな公園があったので入ってみると、なんとシジミの楽園だった!
足元から次から次へとシジミが飛びだす!
止まるまで待って確認すると、ヒメシルビアだった。
本当に数え切れないほどいる♪よく探してみると、圧倒的なヒメシルビアの中にもヤマトとハマヤマトが混じっていた。

比べて見ると一目でわかる。そしてとにかくハマヤマトは小さい。
西表のタイワンヒメもそうだが、離島に来ているのに小さくて地味なところばかりを追いかけている気がしてならない(笑)
このあたりはシジミ好きなので仕方がないところだろう。
移動再開。しかしすぐにリュウアサを見つけてしまってまた寄り道。
やっと離島らしいチョウを見つけたのでテンションがあがる!
大東らしい赤土の畑を背景にして狙ってみた。

そして展望台へ。
外縁の高台にある日の丸展望台からは、島の7割が見渡せる。

防風林が島を二重にぐるりと囲っている様子がよくわかる。
島は端に行くほど盛り上がていて本当にお皿のような形をしている。
お皿の真ん中には、畑が赤と緑の模様を描き、所々に集落や池が水面を光らせている。
曇ってはいたが本当に気持ちのいい場所だった。
展望台を後にして、海岸沿いの道を西部に向かう。
途中で倒木のたくさんある場所を見つけたので、クワガタ狙いでほじってみたが、全然虫が出てこない。
ちなみに大東に生息するクワガタは二種類。
ダイトウマメとダイトウヒラタだ。どちらも倒木内に生息するらしい。
今回のはたぶんビロウの倒木だったと思うのだが、どういう雰囲気の所を探せばいいのだろうか。
またもや準備不足が響いてしまった。
まぁ見つからないものは仕方がない。
再び観光に戻って、まずは近くの塩屋プールを目指す。
すると! なんとここで! ついに晴れ間が!!!

塩屋プールに向かう道、海が見えたこの瞬間は本当に感動した!
離島では初めてかもしれない、青い海と空である。あぁ来てよかった~!
塩屋プールはプールという名前だが、ここでは海水浴場である。
大東島の海岸線は岩が隆起しているため砂浜がない。

そのため海岸の岩場を彫りこんで、天然の海水プールを作っている。
ここで泳いでみたらさぞ気持ちがいいのだろうなと思う。なにせ外はすぐに外海。
海の真ん中でプールにつかっている気分になれるはずだ。

だがこの波では今日はやめておいたほうがよさそうだ(笑)
ネタではない、初めての青い海、白い雲、まぶしい太陽を堪能した♪
塩屋プールから道に戻ると、そこはフロンティアロードと呼ばれる並木道になっている。
もともとは砂糖を港に運ぶ道だったようだ。
ここではアサギがモデルになってくれた。

フロンティアロードの終点が西港の入口になっている。
西港は最初に開拓者が上陸した南大東の玄関である。
港ではあるが、岩の隆起があるため、荷物はクレーンを使って揚げられる。
ちなみに船でこの島に来ると、カゴに乗ってクレーンで吊られての上陸となる。
ぜひ一度やってみたいと思う。
西港のすぐ近くにはソテツがあり、そこではクマソがたくさん飛んでいた。

沖縄からはかなり距離があるはずだが、ここでもクマソは元気いっぱいのようだ。
午前中の最後の目的地は大東神社だ。
大東島の開拓民は八丈島から来ていた。そのためにここはなんとなく本土のような雰囲気がある。

ここでの目的はダイトウオオコウモリ。大東だけに生息する固有のオオコウモリだ。
この仲間ではもっとも美しいと言われているそうだが、残念、結局見つからなかった。
ここでちょうどお昼になったので、ご飯に向かった。
お昼はホテル近くの大東そばのお店だ。
大東そば&大東寿司セット大東そばは沖縄そばのバリエーション。スープが違うのか、他の沖縄そばよりも美味しく感じた。
大東寿司は八丈島にある島寿司がルーツのにぎり寿司。
ネタはマグロやサワラで、醤油と砂糖の漬け汁につけてある。
初めて食べたが、ネタ自体に下味が付いており、柔らかくてとても美味しかった。
長くなったので続きは後編へ。
午後からは北回りで東に向かう。
→
観光ときどき探索Ⅱ へ
スポンサーサイト