石垣行きの船の時間まで45分。
これを逃すと広島まで帰れず、翌日の仕事に遅れることになる状況で、最後のターゲットのタイワンヒメを探す。
幸い港に近い所にもいるそうなので、ギリギリまで探せるのが救いである。
タイワンヒメは耕地脇のチョウで、あぜ道のタヌキコマツナギで発生しているらしい。
ホリイコに並ぶ最小クラスのチョウであるため、ホリイコのイメージで探せばいいのだろう。
こんな所で探索スタート!まずはデミオ君周辺の耕地を探してみる。
こーゆー所ってアオタテハモドキがいそうな環境ですね、と話していると、本当に飛び出してきた。

実はアオタテハモドキは見たかったチョウの一種。
オスや青メスも見てみたかったのだが、今回は出てきてくれただけでもありがとう。
しかし、ヒメには下草が足りないように感じたので、移動して徒歩圏内を探してみる。
移動先では初めてタヌキコマツナギを発見!
たしかにコマツナギ食草があるということは、この周辺にいるはず!
残り時間は30分。もう移動する時間もないためここにかけることにした。
周囲をくまなく探して行くと、一頭のシジミが飛び出してきた!
しかし大きさ的には大型な部類。
たぶん違うのだろうと思いながらも一応確認すると…ウラナミシジミ。
やっぱりか~と気を抜いた瞬間、小さな今度は明らかにそれと分かる小さな飛行物体が飛び出してきた!
飛び出してすぐ近くに止まったように見えた、それ。
おてんとうさんを呼んで、飛び出すものに注視してもらいながら、止まった所を揺らしてみる。
しかし、出てこない。何度も揺らして、範囲も揺らしてみるが…出てこない!
まさか…
見失った~ OTLタイムアップが頭に浮かんだが、ここで諦めるわけにはいかない!
さらに範囲を広げて、なりふり構わず揺らしていく。
しかし、どんなに揺らしても、いない、いない、いない…
何度目だろうか…見失った所から少し離れた枯れ草を揺らすと、再び現れる小さな飛行物体!
『いたー!』と思わず叫んでしまったが、ここで見失ってしまっては意味がない。
今度こそ集中して追いかけて、追いかけて…
止まった~!!!
タイワンヒメGET!強風のため写真は少しぶれてしまっているが、ついに最後のターゲットもGET!
出てきてくれてありがとう!
これで帰れる~
船の時間に余裕のあるおてんとうさんは、まだ探索を続けられるとのことで、港まで送っていただいたところでお別れ。再びやいまに一緒に行くことを約束した。本当にありがとうございました。
帰りの船は再び睡眠時間とし、石垣に戻って船を降りる。
すると最後の見送りとばかりに、オオゴマダラが登場してくれた!
実は初撮影!最後にやいまから嬉しいプレゼントをもらった♪
これで心残りなく広島に帰れる。
一泊二日で石垣&西表という強行軍だったが、十分やいまを満喫した。
誘ってくださったおてんとうさん、案内いただいた入野さん、そしてやいまの素晴らしい自然よ、ありがとう。
さあ明日からまた社会人生活だ!
Fin
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